ブラダス櫻色日和

〜ギルド戦の達人への道〜

竜騎士の力、把握してますか?Ⅰ #03

子供の頃に成りたかった夢は数学者でした。数式の行間がこの世で何よりも美しいものだと思って、ずっと数学を勉強してました。
「いつかミレニアム懸賞問題を解決するような学者になる…!」
夢を諦めた理由は『自分の数式の余白が汚かったから』

…待って、ブラウザバックしないで!w
ちゃんとブラダスの話をしますので!w

 

こんばんは、ATです!
今回は避けては通れない『ブラダスの計算について』です。

 

突然ですがここで1つ問題(^O^)/

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『このギュンターがベルフェロンを攻撃するときの竜力の対象となるバフの個数はいくつでしょう』

条件

・ギュンターを支援しているのはレピテアとゲイラニ

・ギュンターの攻撃範囲にはアンジェリカ・グランヒルト・レピテア・バルトール・ベルフェロンが存在し、すべてにレピテアのバフが付与されている。

・ギュンターは、アンジェリカに付与されている「グラティ付与Ⅱ」の反射ダメージで致死ダメージを受けたものと仮定する

 

はい!ということで今回のメインとなるのはこの傭兵

(^O^)/ダダン「竜騎士 ギュンター」

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前回の記事にもグランヒルト対策傭兵として紹介しましたが、そのギュンターの性能について掘り下げてみようと思います。実はこの傭兵、「火力がめちゃくちゃ出る」というのは聞いたことあると思いますが、どのくらいの火力がでるのかをちゃんと把握している人は少ないはず…。それもそのはず、実はこのギュンター、めちゃくちゃ計算がややこしいのです。なので今回はそのギュンターについてⅠ理論編とⅡ実践編にわけて解説しようと思います!まずはⅠ理論編から行ってみましょう!!

 

 

レッスン① 『ターゲットの優先順

 

さてレッスン①では複数の攻撃範囲を有する傭兵のターゲットごとの優先について説明します。ブラダスの傭兵は複数範囲を攻撃する傭兵も多いですが、実はターゲットごとにスキル発動の優先があるのもご存じでしたか?ゲーム内のガイドに記載されてますがあまり読んだことある人は少ないかもですねw

 

(ⅰ)すべてメインターゲットを最初に攻撃します

(ⅱ)ブリテンなど一方向に『貫通攻撃』をする場合には貫通する順に攻撃します

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(ⅲ)レヴィアなど『十字攻撃』をする場合には、縦方向に手前→奥側へと攻撃し、次に横方向に上段→下段へと攻撃します

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(ⅳ)ギュンターなど『X字攻撃』をする場合には、前列の上段→前列の下段→後列の上段→後列の下段へと攻撃します

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(ⅴ)リリアンなどメインターゲットを中心に『全範囲攻撃』をする場合には、「前列の上→中→下段」→「中列の上→下段」→「後列の上→中→下段」へと攻撃します

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画像はすべて自陣(左側)から攻撃しているとお考え下さい。

画像提供 ギルド「3乙WAY」所属『shimo』さん

 

今回はギュンターを取り上げているので、関係があるのは(ⅰ)と(ⅳ)ですね。

さて攻撃範囲のターゲット優先順位についてはなんとなくわかったかと思いますが、もう1つ大事な知識があります。

それは追加ダメージの判定(=計算)は『傭兵ごと』に『個別になされます。

そのため、上記攻撃範囲の優先順位に従い個別にダメージ判定がされるということです。その辺は次回の実践編で取り扱いたいと思います!

 

 

レッスン② 『強化無効化と無効化

 

さて次は『強化無効化』と『無効化』についての説明です。

これに関してはちゃんと把握してる人も多いと思いますので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です!

 

「ちゃんとバフをもって攻撃したのに全然ダメージが入らなかった…」なんてことを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。その理由はこの2つのスキルが影響していることが多いです。

 

(ⅰ)強化無効化

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強化無効化はアンジェリカの「悪魔バリア」やレヴィアをはじめとして多くの傭兵が有する「呪いカウンターⅡ」に内包されているスキルです。

これは免疫の有無に関わらず『ステータス増加タイプ』のバフを解除させる性能を有しています。

スキルのタイプはスキル名のすぐ下のアイコンの部分から判断できます。

強化無効化は『解除』タイプですね。

ただし『ステータス増加タイプ以外のバフ』又は『ステータス増加タイプでも解除不可性を有するバフ』は解除されません。前者で言えばスイの「集中再生付与」や「攻撃カウンター」にはステータスを上昇させる性能がありますが、『回復タイプ』や『反撃タイプ』ですので強化無効化の対象外です。後者で言えばミカエラの「血の代償付与」や「祝福Ⅱ」はステータス増加タイプですが、解除不可性を有するため解除されません。

 

(ⅱ)無効化

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無効化はバルゼをはじめとした多くの傭兵やマモニル・バルトールが有する「無効化カウンター」に内包されているスキルです。

こちらは免疫の有無に関わらずバフを解除させる性能を有します。強化無効化が『ステータス増加』タイプであったのに対して、無効化はバフであればタイプに関係なく解除します。

例外は『解除不可性を有するバフ』または『免疫タイプ(のうち例外に「解除される」との記載がないもの)』これらは無効化により解除されることはありません。

 

ギルド戦などでは相手の傭兵に無効化カウンターや強化無効化を有する敵がいたときには、解除されないバフ等を適切に選択することが大事になってくるわけですね!

 

 

 

レッスン③ 『ギュンターのスキルを把握しよう

 

ではここでやっとギュンターのスキルを見てみましょう

 

第1スキル「竜力」

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「竜力」はバフの個数に応じて攻撃力・クリ率・クリダメを上昇させる性能を有します。解除不可性は有していないステータス増加タイプのスキルです。

ギュンターの火力の肝になる重要なスキルですね。ギュンターの火力を計算する際には、この竜力の対象となるバフがいくつなのかを数える必要があります。

 

第2スキル「竜炎」

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「竜炎」は火傷を付与させるとともに被ダメージを増加させ、竜の息吹にて相手に付与されている持続ダメージスキルの数だけ追加ダメージを与えるスキルです。

複数の持続ダメージを付与できるクリスティナなどと相性がいいスキルですが、現環境は持続ダメ免役やデバフ免役を有する傭兵が多いため、このスキルで大ダメージを与えるシーンはギルド戦では少ないかと思います。

 

第3スキル「焼却」

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「焼却」はクリティカルが出るか否かによってダメージの性質が変わる面白いスキルです。

クリティカルが出た際には「攻撃力×クリダメ×150%の追加ダメージ」を与えられます。ダメージ計算の詳細は次の実践編にて説明しますが、クリティカルが出たときにはクリダメが2乗されることになりますので大きなダメージが見込める代わりに防御力や被ダメ軽減・かすりの影響を受けることになります(このスキルの登場に歓喜したバルゼ大好きマンは僕だけじゃないはず...ww)。

クリティカルが出なければ「攻撃力×クリダメ×75%の固定ダメージ」になります。クリダメは2乗されるわけではありませんが固定ダメージなので防御力や被ダメ軽減・かすりの影響を受けずにダメージを与えられることができます。

 

覚醒スキル「竜翼」

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「竜翼」は自身のクリダメを50%上昇させるスキルですが、15凸になるとクリ率を3000%減少させるスキルです。このため15凸ではクリティカルが出ない=焼却が固定ダメージで固定化されることになります。

 

まとめ

ギュンターの大火力を生み出すには、「竜力」の対象となるバフを増やしてステータスを増加させ「焼却」にて大ダメージを与えることが大事!

相手の防御性能を見極めて14凸か15凸かを使い分ける必要あり

 

レッスン④ 『バフの個数を数えてみよう!

 

ではここで冒頭の問題に戻ります。

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まず、レッスン①から今回のギュンターのスキルは

1レピテア→2アンジェリカ→3グランヒルト→4バルトール→5ベルフェロン

の順番で発動することになりますね。

ギュンターに支援している傭兵は①レピテア②ゲイラニとなります。

攻撃直前でのバフの個数を数えてみると、

①レピテアの「グラティ付与」と「バリア付与」で2つ

②ゲイラニアの「不死の薬物付与」と「攻撃力上昇付与Ⅱ」と「持続ダメ免役付与Ⅱ」で3つ…と思いがちですがゲイラニアの「持続ダメ免役付与Ⅱ」には中にもう1つ被ダメ軽減をさせるものが内包されていてこれも1つのバフスキルとなるので、計4つです(前者の解除されないものを「持続ダメ免役付与Ⅱ①」、後者の解除されるものを「持続ダメ免役付与Ⅱ②」とします)。

③ギュンターの覚醒スキル「竜翼」で1つ

従って、攻撃する直前のギュンターには計7つのバフスキルが付与されています。

では、1体ずつ見ていきましょう

 

1レピテア

レピテアにも自分自身の「グラティ付与」によるカウンターがありますが、前提条件からはこの反射ダメージはギュンターに致死ダメージを与えられていないと仮定しているため、対象となるバフスキルは7個として「竜力」が発動します。

→対象となるバフ「グラティ付与」「バリア付与」「不死の薬物付与Ⅱ」「攻撃力上昇付与Ⅱ」「持続ダメ免役付与Ⅱ①」「持続ダメ免役付与Ⅱ②」「竜翼

 

2アンジェリカ

アンジェリカを攻撃する直前のバフ数は7個...ではなく、先ほど「竜力」が発動しましたね。この「竜力」もバフタイプのスキルですので現在のバフ数は8個になります。

アンジェリカには「呪いカウンターⅡ」がありますので、強化無効化により、アンジェリカを殴る直前に「竜力」・「攻撃力上昇付与Ⅱ」が解除されることになります(-2)。

また、前提条件からアンジェリカを殴る際にグラティ反射によりギュンターに致死ダメージが入り、「不死の薬物付与」が作用し(-1)「不死の薬物封印」と「不死」(+1)が付与されます(±0)。

そのため、対象となるバフの個数は6個となり「竜力」が発動します。

→対象となるバフ「グラティ付与」「バリア付与」「不死」「持続ダメ免役付与Ⅱ①」「持続ダメ免役付与Ⅱ②」「竜翼

 

3グランヒル

グランヒルトを攻撃する直前のバフ数は6個...ではなく、先ほど同様アンジェリカを攻撃した際に「竜力」が発動したので7個となります。

グランヒルトにはギュンターのバフの数に影響するようなスキルはありませんので、対象となるバフの数は7個として「竜力」が計算されます。

→対象となるバフ「グラティ付与」「バリア付与」「不死持続ダメ免役付与Ⅱ①」「持続ダメ免役付与Ⅱ②」「竜翼」「竜力

 

4バルトール

バルトールを攻撃する直前のバフの数は7個です。

バルトールには「無効化カウンター」がありますので、無効化の対象となるバフは解除されます。対象となるのは「竜力」・「グラティ付与Ⅱ」・「バリア付与」・「持続ダメ免役付与Ⅱ②」の4つです(-4)

そのため対象となるバフの個数は3個となり「竜力」が発動します。

→対象となるバフ「不死」「持続ダメ免役付与Ⅱ①」「竜翼

 

5ベルフェロン

ベルフェロンを攻撃する直前のバフの数は3個…ではなく、「竜力」が発動しているため4個となります。

ベルフェロンにはギュンターのバフの数に作用するスキルはありませんので、対象となるバフの数は4個として「竜力」が計算されます。

→対象となるバフ「不死」「持続ダメ免役付与Ⅱ①」「竜翼」「竜力

 

 

以上より、冒頭の問題の答えは4個が正解でした。

どうですか?あってましたか?

これだけギュンターは複雑なんですw

竜騎士の力も伊達ではないですね。しっかり理解したい人はなんども読み返してみてください!もうわかったよという方は次回のⅡ実践編でお会いしましょう!!

 

前回同様長々と文字ばかりでしたが、お読みいただきありがとうございました。